カポエイラ・ブログ -Roda de Papoeira-


パポエイラとはカポエイラに関するパポ(おしゃべり)のこと。このホーダにはカポエイラに関心のある人なら誰でも参加できます。いちおう管理人としてグンガは久保原が担当してます。Ie~~
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「朝青龍の敗戦の弁」をカポエイラ的に見ると・・・

f0036763_842524.jpg 今朝のテレビ・ニュースで昨日の大相撲のハイライトを見ました。土俵際まで詰め寄ったところを「小手投げ」で白鵬に敗れた朝青龍。控え部屋でのインタビューでひとこと、「若いんだから前に出て欲しかったね」。このコメントをカポエイリスタの目から見ると、「横綱、あなたこそマリーシアが足りなかったんですよ」ということになります。

 先日の「カポエイラの4M」に関連して言えば、この場合にぴったりくるのがマリーシア【malicia】という概念ですね。あるいはあの中には含めていませんでしたが、マランドラージェン【malandragem】という言葉もあります。

 偶然にも、相撲も土俵というホーダの中で競技を行います。そこから飛び出したら負けというのがルールなんですから、当然、それを前提とした押し引き、駆け引きが展開されます。であれば朝青龍としても、引かれることを想定した押しをするべきですね。ちょうどカポエイリスタが、常にハステイラを想定して一歩を踏み出すように。それを「お前は若いんだから真正面からあたって来い」と、注文をつけるのはナンセンスです。正面から行ったらかなわないからこそ、若手は戦略をめぐらすわけですから、そもそも議論が逆なんですね。もちろん普段の練習の中では、正面から当たる練習は必要でしょう。そうでなければ強くなりませんから。でも1回きりの真剣勝負となれば話は別です!

 だいたい日本の精神論で言う「正々堂々」という考え方はカポエイリスタには通用しません。昔の社会科の授業を思いだしてください。あれは「元寇」のときでしたっけ?「われこそは尾張の国のシンジーニョであるぞー」と自己紹介している間に、鉄砲に当たってしまったというエピソードが紹介されたのは。勝負の世界とはそういうものですね。サバイバルなんです。力のない者は、姑息な手段を使ってでもまず身を守らなくてはいけません。

 社会的な立場の弱さ、相手が武器を持っているという不利な状況、食事も満足に食べられずに力が沸いてこないという肉体的な条件・・・、あらゆる不利な条件を補うのがマリーシアだと言えるかも知れません。日本語だとなかなか一言でいい訳語が見つからない言葉ですが、こういう例を出すと、なんとなく分かりやすいでしょうか?
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by vadiacao | 2006-01-20 08:28 | カポエイラの技術
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