カポエイラ・ブログ -Roda de Papoeira-


パポエイラとはカポエイラに関するパポ(おしゃべり)のこと。このホーダにはカポエイラに関心のある人なら誰でも参加できます。いちおう管理人としてグンガは久保原が担当してます。Ie~~
by vadiacao
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カテゴリ:カポル語道場( 36 )

シーン15 : メストリ来日対策シリーズ「翌朝、家で」

◆翌朝、家で◆

C: Bom dia, mestre. Deu para descansar?
M: Ohayou. Deu sim.
C: Quer tomar café já ou quer tomar banho primeiro?
M: Acho que vou tomar banho.
C: Tá bom. Trouxe a toalha?
M: Puts, esqueci.
C: Tá. Toalha tá aqui. Fica à vontade, mestre.
M: Obrigado.

****************************************

C: おはようございます、メストリ。よく休めましたか?
M: おはよう。うん、休めたよ。
C: すぐ朝食を食べますか?それとも先にシャワーを浴びたいですか?
M: シャワーを浴びさせてもらうよ。
C: 分かりました。タオルは持ってきましたか?
M: しまった、忘れた。
C: じゃ、はい、タオルです。ではごゆっくり、メストリ。
M: ありがとう。

****************************************
 再び「deu para + 動詞原型」の登場です。「~できましたか?」という意味でした。「Deu para descansar?」のかわりに「Deu para dormir bem?(よく寝られましたか?)」でも同じ意味ですね。

 こちらがポル語で「Bom dia」と言っているのに、向こうが日本語で答えることってよくありますよね(笑)。メストリ・ブラジリアは仏教を信仰していることもあって、常に日本語を学ぶことに意欲があるので、覚えた単語をいろいろ試します。

 「tomar café」は、そのまま訳せば「コーヒーを飲む」ですが、ブラジルではこれで「朝食をとる」という意味で使います。朝はごはんと納豆だという人も、とりあえずは「tomar café」と言うしかないですね!もちろんお昼や休憩タイムに使えば別ですよ。その場合は、本当にコーヒーを飲むという意味になります。

 「Acho que」は英語の「I think that」です。だから、thatの後に文を続けて、「~と思う」ですね。日本語の「そう思うよ」という相づちは、「Acho que sim」となります。では、逆に相手に「君はどう思う?」と尋ねる場合はどう言うか分かりますか?「どう」にあたる疑問詞は「como」でしたから、

Como você acha?
ですよね。

 「分かりました」と、相手の発言に対して了解を示す言い方を整理しておきましょう。あえて相当する英語を並べると、次のようになります。多少のニュアンスの違いはあるものの、だいたいどれも「分かりました」「了解です」の意味で使います。

Tá bom. = good
Tá ok. = ok
Tudo bem. =All well
似たものに「Tá certo. = correct」というのもありますが、これは「なるほど」と言う意味のほうが近いと思います。

 「Puts」は「puta(売春婦、ちくしょー)」と言う単語を言いかけて、最後まで言わずに、押し殺す言い方ですね。日本語でまねるなら、「ちくしょー」と最後まで言わずに「ちっき」くらいで止めておくような感じでしょうか?要は汚い言葉なので、それくらいの言葉を使いたい気分だよというのだけ示しておいて、言葉を完全に言うのは慎むという感覚だと思います。どの国の言葉でもそうですが、ブラジルにも「売春婦」にまつわる卑語は山ほどあります。

 「Fica à vontade」は、このまま覚えちゃいましょう!「ごゆっくり」とか「ご自由に」という意味で、いろんな状況で使えます。例えば誰かのお宅にお邪魔したときに、

Com licença.(失礼します)
Fica à vontade.(どうぞ、楽にしてください)
とか、友達のビリンバウを弾かせてもらいたいときに

Posso tá tocando o seu berimbau?(君のビリンバウ弾いていていい?)
Fica à vontade.(いいよ、どうぞ)

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by vadiacao | 2008-10-04 01:35 | カポル語道場

シーン14 : メストリ来日対策シリーズ「空港で」

 かねてからお知らせしているとおり、10月22日にカポエイラ・ヴァジアソンの師匠メストリ・ブラジリアが来日します。

 そこで、とくにヴァジアソンのポル語勉強会に参加しているメンバーに向けて、メストリと再会したときに想定されるさまざまな場面の会話集を掲載していきます。せっかくの機会なので、いつもの4行にとらわれず、切りのいいまとまりごとに書いていきますね!

 丸暗記するくらいの勢いで、どんどんメストリとコミュニケーションしてみよう!


◆空港で◆

C: Seja bem vindo, mestre!
M: Opa, tudo bem?
C: Tudo. Como foi a viagem? Deu para comer bem no avião?
M: Olha, a viagem foi boa. Agora quanto a comida, foi miserável, viu. Pedi uma comida vegetariana, mas não tinha muita coisa para comer, não.
C: Então tá com fome,ne?
M: Eu tou.
C: Tá. Vamo passar num restaurante primeiro. Depois a gente vai para a casa.
M: Tudo bem. Você é que sabe.

**************************************

C: ようこそ、メストリ。
M: おう、元気か?
C: 元気です。旅行はどうでしたか?機内ではちゃんと食べられました?
M: まぁね、旅行自体は良かったよ。食べ物については、悲惨だったよ。ベジタリアン食を頼んだけど、あまり食べられるものはなかったなぁ。
C: じゃぁお腹すいてますね?
M: うん、すいてるよ。
C: では先にレストランによってから家に行きましょう。
M: うん、いいよ。まかせるよ。

**************************************
 これはまさに毎年の空港での会話をライブ中継したような、まったく生々しいやり取りです(笑)。ベジタリアンのメストリ・ブラジリアは、いつも食べるものに苦労してるので、こんな話から始まるんです。

 「Seja bem vindo」は、日本語の「ようこそ!」に当たる最も一般的な言い方です。逆に見送るときは、おなじみ「Boa viagem!(いい旅を)」ですね。

 「como foi ~」は、もう終わってしまったことに対して、「~はどうだった?」と聞くばあいに、広く使えます。いくつか例を挙げると、

Como foi a festa? Tinha muita gente?
(パーティーはどうだった?たくさん人集まった?)
Como foi ontem? Você saiu com ela, ne?
(昨日はどうだったんだよ?彼女と出かけたんだろ?)
 あるいは「foi」の部分を未来形にすれば、

Como vai ser o batizado? Eu vou trocar o cordão?
(バチザードはどうなるの?私は新しい帯をもらうの?)
と、これから起こることの起こり方を尋ねることができます。さらに疑問詞を変えるだけで

Onde vai ser o batizado?(バチザードはどこであるの?)
Quando vai ser o batizado?(バチザードはいつあるの?)
という使い方もあります。

 「dá para+動詞原型」は「~できる」という、「poder+動詞原型」と同じ意味になります。「deu」は「dar」の過去形なので、「~できた」という意味になりますね。会話では非常に良く用いられる言い回しなので、確実に覚えておいてくださいね。「poder」の場合と同じで、「~することができる」という可能性を表す意味のほか、「~してくれますか」という依頼を表すこともできますよ。たとえば

Não dá para comer mais.(もう食べられないよ)
Dá para falar mais alto?(もう少し大きな声で話してくれますか)
 「quanto a~」で「~に関しては、~については」の意味です。これも良く使います。
 
 「Você é que sabe」は、いわゆる強調構文で、文字通りに訳せば「知っているのは君だ」という意味になります。しかし実際には「知っているのは君だ」→「君が決めてくれればいい」→「まかせるよ」程度の意味になります。ほとんど同じ意味の表現に「Você é que manda(命令するのは君だ)」というのもあって、「私は君の言うとおりにするよ」→「まかせるよ」のような感じですね。どちらも非常に良く使います。


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by vadiacao | 2008-09-30 15:50 | カポル語道場

シーン13 : 他団体のホーダで3

C: Valeu, mestre. Muito obrigado.
M: Nada, Caporou. Apareça mais vezes.
C: Quando é que vai ser a próxima?
M: Aqui tamos fazendo a roda todos os domingos a partir das 2:00 da tarde.

**************************************

C: どうも、メストリ。ありがとうございました。
M: いやいや、カポ郎。またおいでよ。
C: 次はいつですか?
M: ここは毎週日曜日、午後2時からやってるよ。

**************************************
 ホーダが終わって帰り際のお礼を言う場面です。

 「valeu」というのは、結構フランクな会話で使う表現で、日本語の「どうも」くらいの意味です。ここではメストリに対して使っていますが、あまり親しくない間柄では最初は使わないほうがいいでしょう。友達どうしでは、まったく問題ないですよ

 「apareça」は文法的に言えば動詞「aparecer(現れる)」の命令形ですが、実際の意味合いには命令する感じはないです。むしろ親しみを表して、これからもおいでと誘う意味が強調されます。

 「Quando é que vai ser a proxima?」の「é que」は、話し言葉ではよく使われるんですけれど、これも一種の強調のようなものですかね。別になくてもまったく関係ないわけで、「Quando vai ser a proxima?」というのが、むしろ教科書的な表現です。

 カポの歌にも、例えばメストリ・カンジキーニャのラダイーニャで、

Oi meu Deus, o que é que eu faço?
Para viver neste mundo
とか、コヒードで

Como é que eu chamo?
Cordão de Ouro
というのがありましたね。

 「a próxima」は、その後に「roda」が省略されているので、女性冠詞の「a」になっています。

 「毎週日曜日」の「todos os domingos」に関連して、混乱しやすい表現を整理しておきましょう。なんで同じ意味なのに、どっちでもいいの?と思いますよね。どっちか一つにしてくれればいいのに!

todos os domingos(毎週日曜日)
todo domingo(毎週日曜日)
todo o domingo(日曜日まるまる一日)
o domingo todo(日曜日まるまる一日)
 時間の表現で「~から」という場合、現在か未来を起点にする場合は「a partir de」を、過去を起点にする場合は「desde」を使います。例えば

Vou fazer regime a partir de hoje.(今日からダイエットをするぞ!)
Estou de regime desde ontem.(昨日からダイエットをしています)
 私もダイエット、頑張るぞ!


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by vadiacao | 2008-09-28 23:38 | カポル語道場

シーン12 : 他団体のホーダで2

M: Você joga bem. Quanto tempo treina capoeira?
C: Faz 5(cinco) anos.
M: Legal. Vamos jogar pouquinho.
C: Vamo.

*************************************

M: なかなか上手いね。どれだけカポエイラをしているの?
C: 5年です。
M: おう、いいね。少しジョーゴをしよう。
C: はい、しましょう。

*************************************
 1回ジョーゴをした後の会話ですね。メストリがほめてくれました。お世辞ではなく、本当になかなかやるなと思ったときは、たいてい何年カポエイラをしているのかと聞いてくるものです。

 「Quanto tempo(どれだけの時間)」という疑問詞は前にも出てきました。英語の「How long」にあたります。

Quanto tempo leva daqui à estação Liberdade?
(ここからリベルダージ駅までどれくらいかかりますか?)
Quanto tempo dura a pilha?
(電池はどれくらい持ちますか?)
 もし長く会っていなかった人にばったり会ったとき「Quanto tempo」と言えば、「久しぶり!」の意味にもなります。この場合は「Faz quanto tempo nós não vemos?(どれくらい会っていなかったかな?)」が省略された形だと思われます。

 「legal」は文字通りは「合法的な、法律上の」という意味ですが、「いいね、すてきだね」という相づちにも一般的に使われます。「レガウ」と発音します。カポの歌でもこんなのがありました。

É legal, é legal(素晴らしい、素晴らしい)
Jogar capoeira é negócio legal(カポエイラをするのは素晴らしい)
 「
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by vadiacao | 2008-09-22 21:57 | カポル語道場

シーン11 : 他団体のホーダで1

C: Boa tarde, mestre. Sou aluno do Mestre Brasília.
Posso entrar na roda?
M: Claro. Fica aqui. Entra depois dele.
C: Obrigado.
M: Nada.

*************************************

C: こんにちは。メストリ・ブラジリアの生徒ですが、ホーダに入ってもいいですか)?
M: もちろんだよ。ここにいて、彼の後に入りなさい。
C: ありがとうございます。
M: いいよ。

*************************************
 路上のホーダでもどこかの道場を訪問したときも、ホーダに入る際には、そこを取り仕切っているメストリか代表者に断ることはカポエイラの常識ですね。今回はそういう状況です。

Posso entrar na roda(ホーダに入ってもいいですか)?


Posso jogar(ジョーゴをしてもいいですか)?
とシンプルに言っても同じことですね。「posso+動詞原型?」で「~してもいいですか?」。より丁寧に言おうと思えば、「poderia+動詞原型?」を使いましょう。英語で言う「can」と「could」の違いのようなものです。

 上の例文では「Fica aqui. Entra depois dele.」と、すぐホーダに入れてくれる状況にしましたが、たくさんの人がすでに待っている場合には、列の最後に座って順番を尊重するのも当然のマナーです。そういう時はメストリも

Fica na fila(列に加わりなさい).
と言うかもしれません。

 「どういたしまして」は「De nada」と言いますが、「Nada」だけのことも多くあります。
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by vadiacao | 2008-09-08 21:47 | カポル語道場

シーン10 : 講習会後の挨拶3

C : Mestre, muito obrigado mais uma vez. Tenho que ir agora.
M : Tá ok. Obrigado você.
C : Tudo de bom para o senhor.
M : Para você também.
C : Boa viagem! Tchau.
M : Tchau, tchau! Vai com Deus.

*****************************************

C: メストリ、改めてありがとうございました。そろそろ行きます。
M: オーケー。こちらこそありがとう。
C: ?(あなたのために全てのいいことを)
M: 君にもね。
C: では、よい旅を。さようなら。
M: バイバイ。気をつけて。

*****************************************
 講習会が終わって家路につく別れの場面です。

 「mais uma vez」は「もう一回」という意味で、それまで何回かお礼を言っていたけど、最後に改めて言うような場合にこういう言い方をします。

 「ter que + 動詞原型」は「~しなければならない」でした。

 「ok」は英語のオーケーで、ポル語でも発音は「オーケー」でいいですし、あるいはアルファベットのポル語読みで「オーカー」という人も結構いたりします。

 「Tudo de bom」はなんと訳したらいいかぴったりの表現が見つかりませんでした。誰かいい表現の分かる人がいたら逆に教えてください。文字通りは上にも書いたように「いいことの全てがあなたに起こりますように」というような意味です。

 「Boa viagem」は「adeus adeus」のカポ歌でもおなじみの表現ですね。英語の「Have a nice trip」の意味です。

 「チャオ」は書くとこういう綴りになるんですね。ちなみに「Tchau, tchau」と2回続けて言う言い方は国民的アイドルのXuxa(シューシャ)が使い始めて、一気に広まったと聞いたことがあります。「Bye bye」に倣ったようです。

 「Vai com Deus.」は前にも説明したように、「神とともに」という意味でした。
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by vadiacao | 2008-09-01 09:53 | カポル語道場

シーン9 : 講習会後の挨拶2

C : Quando vai embora pro Brasil?
M : Daqui a duas semanas.
C : Duas semanas?
M : É porque ainda vou dar uma passada em Paris antes de voltar ao Brasil. Tenho um aluno meu lá.

***************************************

C: いつブラジルに帰るんですか?
M: 2週間後だよ。
C: 2週間後ですか?
M: うん、ブラジルに帰る前にちょっとパリに寄って行くんだ。向こうに一人生徒がいるから。

***************************************
 「vai embora」は文法的には「vai se embora」が正しい形です。原型で書けば「ir-se embora」ですね。カポの歌でも

Adeus adeus, Boa viagem
Eu vou me embora, Boa viagem(私は帰るよ、気をつけて!)
とか

Vou me embora, vou me embora
Vou me embora para Angola(アンゴラへ帰ろう)
などがありました。上では「vou me embora」となっていますから、主語はEu((私)だと分かりますね。

 「pro」は正しくは「para o」ですが、発音するときは「パラ オ」とはっきり言わず「プロ」のようになるので、ブラジル人もメールなどでは「pro」と書いたりします。

 「dar uma passada(立ち寄る)」というような「dar」を使った表現がほかにもいろいろあります。「dar」を使うと、ただの「passar(寄る、通る)」よりも「ちょっと~する」というような意味合いが込められます。「passar」を「uma passada」にすることで、「通るというひとつの行為」として断片化されたイメージでしょうか。


dar uma olhada(見てみる) < olhar
dar uma ligada(電話をする) < ligar
dar uma lida(ざっと読む) < ler
dar um pulo(立ち寄る) < pular
 「ちょっと~する」という意味をさらに強調して、

dar uma passadinha
dar uma olhadinha
dar uma ligadinha
dar um pulinho
というような言い方もします。この「-inha」とか「-inho」は縮小辞といって、そのものの小ささや親しさなどを強調するような場合に用いられます。カポの中では、「jogo」に縮小辞をつけて「joguinho」にすれば、

Vou fazer um joguinho.
この場合は「少しだけジョーゴをする」という意味と、必ずしも「少し」という意味はなくて、とてもカポエイラが好きなのでジョーゴに親しみを込めている意味が考えられます。そこは文脈で判断することになりますね。

 「aluno meu」も正しくは「meu aluno」ですが会話ではしばしば逆転して使われます。カポの歌でもありましたね。

Vem jogar mais eu
Vem jagar mais eu, irmão meu(私とジョーゴをしにおいで、兄弟よ)
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by vadiacao | 2008-08-27 03:57 | カポル語道場

シーン8 : 講習会でメストリに挨拶をする7

 今日は変則的に「講習会でメストリに挨拶をする」シリーズに戻っちゃいます。あとからあとから別のシーンをいろいろ思いつきますので、このブログでは順不同に思いつくままに書いていこうと思います。

 ◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇

C : Tá ficando onde, mestre?
M : Tou na casa do Shinji.
C : E durante o dia o senhor faz o que?
M : Ah, descanço um pouco, ne. Para ajustar o fuso horário. Também trouxe alguns livros para ler.

***************************************

C: メストリはどこに泊まっているのですか?
M: シンジの家に泊めてもらっているよ。
C: 日中は何をしてるんですか?
M: まぁ少し休んでるね。時差ぼけを直すためにも。本も何冊か持ってきてるよ。

***************************************
 会話では書き言葉の語順がひっくり返ることがよくあります。たとえば下の2つの例を見てください。それぞれ上が会話ヴァージョンで、下のがいわゆる正しい語順です。

Tá ficando onde? 
Onde tá ficando?  

Durante o dia o senhor faz o que?
O que o senhor faz durante o dia?
私たち外国人としては、もちろん下の正しいほうで覚えればいいわけですが、相手のブラジル人は必ずしもこちらの慣れている語順どおりに話さないことは覚えておいたほうがいいですね。

 「Tá ficando」は現在進行形で「滞在している」の意。この場合、もし現在形で書くと

Onde tá o mestre?(メストリはどこですか?)
となり、誰かにメストリの所在を尋ねる意味になってしまいます。現在進行形は会話では非常によく使います。カポエイラの歌でもよく登場していますね。進行形が3連発で含まれている、こんなやつもありました。

Tou dormindo(私は寝ている)
Tou sonhando(私は夢を見ている)
Tão falando mal de mim(彼らは私の悪口を言っている)

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by vadiacao | 2008-08-23 02:24 | カポル語道場

シーン7 : 講習会後の挨拶1

C : Muito obrigado, mestre. A aula foi muito boa.
M : Gostou?
C : Gostei, sim.
M : Tinha muita gente no pouco espaço, ne. Mas acho que foi boa, sim. Tinha energia boa.

****************************************

C: どうもありがとうございました、メストリ。すごくいいレッスンでした。
M: よかった?
C: はい。
M: 狭いところに人がたくさんいたからね。でもよかったと思うよ。いいエネルギーがあったね。

*****************************************
 ブラジル人はよく「gostou(気に入った)?」と聞いてきます。こちらの感想を聞くのにすごくダイレクトなんですね。たとえば誕生日プレゼントをもらうときなども、日本人ってその場ではお礼だけ言って、家に帰ってから箱を開けたりしますが、ブラジル人の場合はくれた人の前で開けて喜んで見せるのが礼儀でもあります。あげるほうも日本人なら「気に入ってもらえるかどうか分からないけど・・・」とへりくだったりしますが、ブラジル人は「どう?気に入った?」と切り込んできます。もちろんこちらの返事は「Goste~i. Muito obrigado!」ですね。

 余談ですが、前にコントラ・メストリ・フェハドゥーラと講習会後の参加者の反応について話していたときに、ほとんどの参加者は「Gostou?」と聞けば「Gostei」と答えるけど、「O que você gostou mais(どんなところがよかった)?」と具体的に聞くと「Gostei tudo(全部よかった)」と判で押したような答えが返ってくる。ポル語でうまく表現できないのは分かるけど、率直な感想を聞きたい自分としては寂しく思うということを言っていました。確かにこういうことありますね。みなさんも講師の先生にはなるべく具体的な感想を伝えてあげると喜ばれると思いますよ。

 「Gostei, sim」は「Sim, gostei」でもいいんですが、ポル語では一般的に動詞で答えてからイエス、ノーをくっつけることが多いんです。

 ちなみに「Tinha muita gente no pouco espaço」の反対は分かりますか?

Tinha pouca gente no grande espaço.
(大きなスペースに少しの人しかいなかった)
となります。

 メストリの最後の発言で「ne」とあるのは、「não é」が縮まった形で、念押しの意味があります。英語でも付加疑問って言うんでしたっけ、「isnt it?」と文末につけて「~じゃない?」と言いますよね。あれと同じ感覚です。発音は「ナゥン エ」→「ナンエ」→「ネ」と、私たち日本人には「~ね」と聞こえるため、すごく親しみやすく、耳障りよく聞こえますね。

 「いい」がたまたま「boa」ばかり出てきていますが、それは「aula」も「energia」も女性名詞だからです。男性名詞を修飾する場合は「bom」になりますよ。たとえば

O seu jogo foi bom.(君のジョーゴはよかったよ)
Ele é um bom capoeirista.(彼はすばらしいカポエイリスタだ)
というふうに。
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by vadiacao | 2008-08-21 13:49 | カポル語道場

シーン6 : 講習会でメストリに挨拶をする6

M : Bom, vou começar a aula agora.
C : Então depois vamos conversar mais.
M : Tá bom. Vamo lá.
C : Vamos.

**************************************

M: よし、そろそろ練習をを始めよう。
C: それじゃ、また後でお話しましょう。
M: そうだね。さぁ行こう。
C: 行きましょう。

**************************************
 おしゃべりを切り上げて、練習を始めようという状況です。非常にシンプルなフレーズばかりですが、実際の会話なんてこんなものですね。日本語だって私たちの普段の会話を思い出してみれば、こんなレベルですもんね。

 「Bom」というのは話題を転換するときなどによく使われます。日本語で言えば「よし」とか「さて」ですね。「Então」は、相手の話を受けて「それでは」と続ける場合などに使います。

 「vamo」は正しくは「vamos」ですが、発話では「ヴァモ らー」となることも多いです。英語で言う「Let's go!」ですね。そういえば、おそらく10年以上も前ですが、サッカーの三浦カズが栄養ドリンクか何かのテレビCMで「Vamo lá!」と叫んでいたのを覚えています。
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by vadiacao | 2008-08-20 17:00 | カポル語道場


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