カポエイラ・ブログ -Roda de Papoeira-


パポエイラとはカポエイラに関するパポ(おしゃべり)のこと。このホーダにはカポエイラに関心のある人なら誰でも参加できます。いちおう管理人としてグンガは久保原が担当してます。Ie~~
by vadiacao
カテゴリ
全体
パポエイラについて
カポエイラ全般
音楽(歌・楽器・CD)
カポエイラの技術
レッスンの感想・提案
ホーダについて
カバッサ栽培日記
カポエイラ探検隊
カポル語道場
イベント情報
ヴァジアソンの練習
サンバ
その他・雑談
以前の記事
リンク
■カポエイラの総合サイト:         「カポエイラ入門」

■カポエイラ・グッズ専門:  「カポエイラ・ショップ     ビリンバウ」

■ビリンバウの専門サイト:
「ビリンバウ入門」



カテゴリ:音楽(歌・楽器・CD)( 32 )

カポCDはオリジナルを尊重しよう!

 先日、カポエイラ関係のメーリングリストで、「カポエイラCDの不正なコピーを廃絶しよう」という呼びかけが回ってきました。なんでもインターネット上のあるサイトでは、さまざまなメストリたちの作品が無料で丸々1枚ダウンロードできるのだそうです。これではお金を払ってオリジナルを買う人など出てきませんね。

 このことによって一番困るのは誰でしょうか?まず第一に困るのは、もちろんそのCDを制作したメストリであり、プロデューサーですね。売れなければ、制作費用も払えないわけですから。するとどうなるかというと、経済的に苦しいメストリたちの状況はますます悪くなり、第2弾の制作など、とてもおぼつかないでしょう。となれば次に損をするのはほかならぬ私たちカポエイリスタなんです。メストリたちの何十年にも及ぶ貴重な知的財産に触れる機会を失ってしまうわけですから。

 実際このようにして1枚のレコード、1冊の本を残すこともなく、人知れず亡くなっていくメストリたちのなんと多いことでしょうか。最近でこそ心あるグループが企画して、埋もれているメストリたちを招聘し、CDを制作する動きも出てきています。

f0036763_0204569.jpg サンパウロのFACAが『Mestre Ananias』を制作したり、リオのメストリ・マホン【Mestre Marrao】のグループが、『Mestres Boca Rica & Bigodinho』『Mestres Claudio & Felipe』を制作しました。イタパリカ島の長老メストリ・ジェルソン・クアドラードは昨年の5月に亡くなりましたが、彼の場合は、ぎりぎりセーフでメストリ・ジャイメ【Mestre Jaime do Mar Grande】によってカポエイラとサンバ・ジ・ホーダの録音が行われていました。そのうちカポエイラのCDはメストリの生前にリリースされましたが、サンバのほうは間に合いませんでした。もちろんそこで録音されたのは、メストリの膨大なレパートリーの中のほんの一部に過ぎません。それでもそれさえもなければ、メストリの記憶はその死とともに誰に知られることもなく永遠に葬られるところでした。

 CDやDVDのオリジナルを、ちゃんとその対価を支払って「買う」という行為は、実は私たちがメストリたちにしてあげられるささやかな協力でもあるんですね。手前味噌になりますが、カポエイラ・ショップ ビリンバウとしても、オリジナルの商品しか取り扱いませんし、ほとんどの場合、メストリ自身の手から直接購入しています。そうすることでメストリにも最大の利益を還元できるからです。また場合によっては制作資金の段階から協力することもあります。

 というわけで皆さんのフトコロ事情が楽でないのも分かりますが、もしブラジル文化、カポエイラのメストリたちをリスペクトしたいという気持ちがあるなら、こういう協力の仕方もあるんですよね!

 
[PR]
by vadiacao | 2006-01-23 00:24 | 音楽(歌・楽器・CD)

寄せられる質問第1位 「どのCDがお薦めですか?」

f0036763_0342039.jpg 「カポエイラのCD買うの初めてなんですけど、初心者にはどれがお薦めですか?」カポエイラ・ショップ ビリンバウには、こんな質問がよく寄せられます。ネットショップの店主である前に、私も一人のカポエイラ愛好家ですから、その立場からアドバイスさせてもらえば、私はアンゴラ系の作品、とりわけ古いメストリたちのCDをお薦めしています。なぜって、やはりルーツ(根っこ)ですからね。古きよき時代のカポエイラのにおい、ヴァジアソンのノリを感じるには、古い先生たちのCDはまさに宝の箱なわけです。

 まず楽器の伴奏がシンプルで分かりやすい。ビリンバウのヴァリエーションなども最近は妙に複雑になっていますが、じつはそれもカポエイラの発展とともに付け加えられてきた新しい変化なんですね。また別の機会に書きますが、カポエイラの中にも「流行」というのがあって、これまでにも非常に影響力を持ったCDというのが何枚かあるわけです。そういうCDが出たあとには、ビリンバウの弾き方から歌のメロディーまで、まねをする人たちがわっと出てきます。そういう積み重ねで今日まで来ているわけですが、古い先生たちの作品というのは、そういう変化たちの源流に当たります。

 また歌のレパートリーがいわゆる定番もの(ポルトガル語ではドミーニオ・プーブリコ【dominio publico】といいます)で構成されているのも重要なことです。カポエイラの歌というのは、即興で替え歌を作る自由が認められていて、古いメストリたちも自分なりのアレンジをして歌っているわけですが、そのベースがまだ温存されているんですね。最近は、あまりにも自由に創作しすぎて、カポエイラのジョーゴには似つかわしくない(と、私が感じる)ものもたくさんあります。もちろんそれは自由ですし、好みの問題でもありますから、悪いとはいえませんが、それでも「どれがお薦めですか?」と聞かれれば、私としてはクラシックなものを提案します。

 以上は、いちおうカポエイラCDを初めて買う人を想定していますが、すでに知識をお持ちの方で、「こういうタイプのものを探している」「自分たちのカポエイラはこういうスタイルなんだが」と具体的に聞いていただければ、もちろん別の案内の仕方があります。私個人的には300タイトル以上のカポエイラCDを持っています(「カポエイラ入門」の「CDギャラリー」参照)。何かお知りになりたいことがあれば、現在ショップに並んでいないものも含めて、気軽にメールください。              
                                久保原信司(info@berimbau.jp)

注)すみません。もともとカポエイラ・ショップ ビリンバウのリニューアル版に開設予定だったコラムに掲載するはずの記事だったので、少々営業的になってしまいました。
[PR]
by vadiacao | 2006-01-07 20:01 | 音楽(歌・楽器・CD)


最新の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧