カポエイラ・ブログ -Roda de Papoeira-


パポエイラとはカポエイラに関するパポ(おしゃべり)のこと。このホーダにはカポエイラに関心のある人なら誰でも参加できます。いちおう管理人としてグンガは久保原が担当してます。Ie~~
by vadiacao
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カテゴリ:カポエイラの技術( 14 )

MOVIMENTO NOVO2009

 今年のカポエイラ探検隊の際、リオで参加したMOVIMENTO NOVOというイベントの一コマです。

 先日イタポアンが送ってくれた、素晴らしいジョーゴを2つ紹介しますね。たまたま2つとも女性vs男性の組み合わせですが、女性がまったく気おくれしていないところが素晴らしいですね。ヴァジアソンの女性陣にもぜひ参考にしてもらいたいです。

 とくにタチアナの落ち着きは、すべてのカポエイリスタが見習うべきものだと思います。相手の厳しい攻撃に対しても、最後までその行方から目をそらしてないですね。これは技術に裏付けられた肝があって初めてできることです。



タチアナvsサビアー



ジューマvsイタポアン


 このイベントは、フェハドゥーラ、イタポアン、ロビゾーメンという3人の若手カポエイラが主宰しているもので、3人それぞれが、お互いに学び合いたいと思えるような10人のカポエイリスタを招待することができます。ですから合計33人の参加者で行われる、半ば閉じたイベントです。

 というのも、その目的は、ただ集まってホーダしようというのではなく、技術を研鑽しあうミニ・レッスンや、毎回テーマを決めて話し合うディスカッションなどを通して、お互い顔の見える参加者の中で本当に実のある集まりにしようという気持ちが込められているんですね。だからみんな和やかな中にも、この時間を大切にしようという緊張感がみなぎっていました。文字通りリオのカポエイラをリードしている気鋭の若者たちばかりが勢ぞろいしていました。また、このビデオには出てきませんが、アバダのメストリ・ボア・ヴォィスがゲストとして呼ばれていて、彼のラダイーニャでホーダが始まりました。やっぱり生は、CD以上でした。すごかったです!

 ビデオの最後にオフィシャルな招待者の名前が出てきます。今回私もフェハの招待者として、参加することができました。カポエイラ探検隊のメンバーも、オブザーバーとして特別に見学を許されたので、とても貴重な経験をすることができましたね。
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by vadiacao | 2009-08-28 00:43 | カポエイラの技術

「肝が据わっている」タチアナのジョ-ゴ

 前に紹介した映画『Maré Capoeira』の記事で、「最も敬意を払う女性カポエイリスタの一人」と書いたタチアナのジョーゴを紹介します。

 彼女は、リオのメストリ・マホンのグループ・メンバーで、フェハドゥーラたちと一緒に練習しています。今回の映像も今年の7月にマホンとメストリ・ゼー・バイアーノ、コントラ・メストリ・ユーリとともにヨーロッパを回ったときのものです。





 彼女のジョーゴを見て改めて思うのは、ジョーゴにおける気持ちの持ち方の重要性ですね。例えば女性が男性とするとき、あるいは小柄な男性が筋骨隆々とした男性とするとき、あるいは有名なメストリとするとき、私たちは最初から萎縮してしまいがちです。実際には始まってみなければ分からないのに、向こうのほうが上手いはずだというイメージに飲まれてしまうんですね。これが私たちのジョーゴを制約する最も大きな要因だと私は考えています。

 ところがタチアナにはそれがまったく見られません。逆に「おいおい、そんなことして大丈夫か?相手を怒らせちゃうんじゃないか?」と見ているこっちがドキドキさせられたりします。しかし彼女が本当にすごいのは、それで相手がかっとしても、まったく物怖じせず、むしろさらに冷静に立ち回って、相手をひっくり返してしまうところです。そういうことができるのは、単に精神的に大胆なだけでなく、しっかりした技術的な裏づけがあるからですね。それが見ていてとても小気味いいんです。

 そういうシーンを私は何度も目の当たりにしてきましたが、たぶんこの映像からもそういう片鱗は伝わるのではないかと思います。

 メストリ・マホンとは、次の機会に日本に呼べるよう話をしていますので、タチアナも一緒に呼べるかもしれません。ヴァジアソンの女性メンバーにも、ぜひ会わせたいカポエイリスタです。





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by vadiacao | 2008-09-23 22:33 | カポエイラの技術

Malicia: ブラジル vs 中国

 今日はネットで発見した2つの恐るべき映像を紹介しましょう。

 カポエイリスタのみならずブラジル人にはマリーシア【malicia】があるとよく言われますね。このブログでも以前に取り上げたことがありました。→「名古屋の4Mとカポエイラの4M」

f0036763_19272168.jpg ブラジル・サッカーの強さの秘密も、ジンガとマリーシアにあると分析されたりします。そこでブラジル・サッカーを愛する青年をセルジオ追ったドキュメンタリー「nike soccer 」を見てください。こういう国からカポエイラも生まれてくると思うと、こりゃかなわないわ、という気にさせられます。


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 そのあとで「Extreme Freestyle Soccer Skills」(究極のフリースタイル・サッカー・テクニック)と題された中国の映像を見ると、ブラジル人の血が流れていなくても練習でここまでいけるのか、と安心?させられます。



 もちろんカポエイラにおけるマリーシアというのは、運動能力だけじゃありませんし、むしろ運動能力の欠如をカバーする側面さえ持ち合わせているものですが、やはり高い身体能力がいわゆるフェイントやトリッキーな動きの助けになることもまた確かなことですからね。体の動くうちは、もっともっとトレーニングしなくてはとあらためて感じました。
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by vadiacao | 2006-05-22 19:40 | カポエイラの技術

「朝青龍の敗戦の弁」をカポエイラ的に見ると・・・

f0036763_842524.jpg 今朝のテレビ・ニュースで昨日の大相撲のハイライトを見ました。土俵際まで詰め寄ったところを「小手投げ」で白鵬に敗れた朝青龍。控え部屋でのインタビューでひとこと、「若いんだから前に出て欲しかったね」。このコメントをカポエイリスタの目から見ると、「横綱、あなたこそマリーシアが足りなかったんですよ」ということになります。

 先日の「カポエイラの4M」に関連して言えば、この場合にぴったりくるのがマリーシア【malicia】という概念ですね。あるいはあの中には含めていませんでしたが、マランドラージェン【malandragem】という言葉もあります。

 偶然にも、相撲も土俵というホーダの中で競技を行います。そこから飛び出したら負けというのがルールなんですから、当然、それを前提とした押し引き、駆け引きが展開されます。であれば朝青龍としても、引かれることを想定した押しをするべきですね。ちょうどカポエイリスタが、常にハステイラを想定して一歩を踏み出すように。それを「お前は若いんだから真正面からあたって来い」と、注文をつけるのはナンセンスです。正面から行ったらかなわないからこそ、若手は戦略をめぐらすわけですから、そもそも議論が逆なんですね。もちろん普段の練習の中では、正面から当たる練習は必要でしょう。そうでなければ強くなりませんから。でも1回きりの真剣勝負となれば話は別です!

 だいたい日本の精神論で言う「正々堂々」という考え方はカポエイリスタには通用しません。昔の社会科の授業を思いだしてください。あれは「元寇」のときでしたっけ?「われこそは尾張の国のシンジーニョであるぞー」と自己紹介している間に、鉄砲に当たってしまったというエピソードが紹介されたのは。勝負の世界とはそういうものですね。サバイバルなんです。力のない者は、姑息な手段を使ってでもまず身を守らなくてはいけません。

 社会的な立場の弱さ、相手が武器を持っているという不利な状況、食事も満足に食べられずに力が沸いてこないという肉体的な条件・・・、あらゆる不利な条件を補うのがマリーシアだと言えるかも知れません。日本語だとなかなか一言でいい訳語が見つからない言葉ですが、こういう例を出すと、なんとなく分かりやすいでしょうか?
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by vadiacao | 2006-01-20 08:28 | カポエイラの技術


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