カポエイラ・ブログ -Roda de Papoeira-


パポエイラとはカポエイラに関するパポ(おしゃべり)のこと。このホーダにはカポエイラに関心のある人なら誰でも参加できます。いちおう管理人としてグンガは久保原が担当してます。Ie~~
by vadiacao
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日本カポエイラ連盟は存在していた!?

 日本カポエィラ・リーガから、今朝、次のような招待状が届きました。ちょっと驚いたのは、今回の集まりの目的のひとつに「日本カポエイラ連盟の再結成」とあるので、あれっ?以前に日本カポエイラ連盟というのがあったのかなと思いましたが、そのあとを見ると「カポエイラ・リーガ・ジャパオ(日本カポエイラ連盟)」と出てくるので、おそらくは同じ団体のことを言っているのだろうと思います。私もカポエイラ関係のことについては常にアンテナを張っていたつもりですが、正直なところ、これについては知りませんでした。

 さらには先日「日本でカポエイラ・リーグ創設の動き」という記事を書きましたが、あのときはこれからリーグを創設するために集まるものと解釈したんですけど、今回の招待状からすると、Paulaoを代表としたリーグはすでに既成の団体で、「日本カポエイラ連盟」を再結成したいからリーグの主催する会議に参加してください、というのが正確なようです。実際、ポル語のほうを見ると、「これまでリーグを知らなかった人に対する説明」というのが、集会の目的に含まれています。

 以下が、招待状の全文です。


A Liga Japao de Capoeira convida ao Srs. Responsaveis pelos grupos de todo o japao para uma reuniao que se realizara dia 29/01/2006, em Ashiya-city(hyogo-ken). Essa reuniao tem como proposito colocar em pauta varios assuntos sobre a Capoeira No Japao, ate mesmo para esclarecimentos aqueles que desconhecem a liga. Sua presenca sera de suma importancia, contamos com sua presenca.

この度、2006年1月29卲゜後12時30分より、日本カポエィラ・リーガの会議を開きます。
日本カポエイラ連盟の再結成、今後の方針、計画等、全国のカポエイラアカデミー、グループの交流と、日本でのカポエイラの繁栄、世界的に通用するレベルの見直し等、日本のカポエイラ・アカデミー、団体、のマスター、プロフェッソール、 代表者を募り、会議します。 
各マスター、講師、代表の方、ぜひ、ご参列下さいますよう、よろしくお願い致します。
今まで、カポエイラ・リーガ・ジャパオ(日本カポエイラ連盟)に登録されていなかったアカデミーや、団体の方の参列も、お願いしております。
ご連絡先は、ご質問はligajapao@hotmail.comまで、お願い致します。
ポルトガル語、日本語、英語に対応しております。
☆ 1月29日(日)12:30~ 兵庫県芦屋市民センター、218講義室。 (兵庫県芦屋市業平町8ー24)
☆ 29・Jan(domingo)pm12:30~ hyougo-ken,Ashiya-shimin-center sala 218

Capoeira Liga Japao 代表
Paulo Rogerio Marques Oliveira
PAULO (Grupo Mandinga-Aichi)

副代表 
Renato Leao
(Corrente Negra Japan-Hyogo)


 カポエイラと一口に言っても、そのスタイルも考え方も非常に多様な現状にあって、どういう項目を共通性と認識して協力し合えるのか・・・、ブラジルカポエイラ連盟や国際カポエイラ連盟をめぐるドタバタを見ても、それが容易でないことは周知の事実です。日本でこの試みがうまくいけば、ブラジルを含む各国のモデルケースともなりえる快挙といえるでしょう。
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# by vadiacao | 2006-01-17 08:38 | その他・雑談

「ジ」と「ナ」の違いが生死を分ける?!

 日本語で何気なく「路上ホーダ」「ストリート・ホーダ」といいますが、実はポル語で言うと「roda de rua」「roda na rua」という、微妙にニュアンスの異なる2つの訳し方があります。タイトルで「ジ」と「ナ」の違いと書いたのは、「de」と「na」のことなんですね。

 roda de ruaというと、これは文字通り、路上で生まれ路上で育まれてきたホーダのことです。リオのドゥーキ・ジ・カシアスやサンパウロのヘプーブリカ広場のホーダなどがこれにあたります。そこにはいろんなグループ、いろんなスタイルから腕試しをしたいカポエイリスタたちが集まってきて、一般的にとても緊張感のある雰囲気が漂います。もちろん知り合い同士であれば、穏やかなジョーゴもありますが、ヘプーブリカなどは一時期かなり危険な時代がありました。カポエイリスタというのは、グループへの帰属意識が異常に強い人種ですから、仲間がやられれば、黙ってはいません。ときにはナイフやピストルを忍ばせていて、ホーダの外でジョーゴの決着が付くなんていうこともしばしば見られたのです。

 これに対してroda na ruaというと、「路上において行うホーダ」という意味が正確で、例えば特定のグループが自分たちのグループ・メンバーだけでパフォーマンスを行ったりする場合が考えられます。つまりいつも室内で行っているホーダの開催場所をフーアに持っていっただけですね。

 同じようなニュアンスの違いは、「capoeira de rua」という表現についてもいえます。道場という練習場所を持たず、多くの場合、特定のメストリにも付かずに、ホーダの中でもまれながら習得したカポエイラ。「あいつのはカポエイラ・ジ・フーア」だと誰かが言うとき、「どこの馬の骨か分からない」と、ちょっと蔑んだ意味が込められていたり、「何をしてくるか分からないから気をつけろ」という警告の意味が含まれていることが多いです。

 ところで先日書いた「やはり野に置けカポエイラ」のなかで、私はホーダ・ジ・フーアという表現を使いました。これは、単なるヴァジアソンだけのパフォーマンス・ホーダではなくて、ルールを守れるすべてのカポエイリスタに開かれたホーダだよ、という意味で使っています。べつにカポエイリスタ同士の果し合いの場にするつもりなど毛頭ありませんので、安心して来てくださいね。
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# by vadiacao | 2006-01-16 23:25 | ホーダについて

メストリ・ブラジリアかく語りき

 いま本棚から1冊の古いノートを見つけました。厚いボール紙の表紙に「カポエイラ備忘録」と書いてあるそれは、私がカポエイラを掘り下げようと決心して2回目にブラジルに行った際につけていたノートです。97年8月からの書き出しになっています。その日の練習の内容や注意点、出会った人やそのジョーゴの特徴など、いろんなことがメモしてあります。

 その中に「メストリ・ブラジリア語録」という項目があって、当時言われることの半分も分からなかったポルトガル語ですが、メストリのおっしゃったことをポル語と日本語で書きとめてあります。我ながらよくやっていたな、とほほえましく思って見返していました。

 ちょっと照れくさいけど、その第1ページ目に書いてある文を抜粋してみます。

Capoeira e uma conversa. Primeiro voce tem que ouvir para entender o adversario. Observa bem e depois responde.
「カポエイラは会話と同じだ。相手を理解するためには、まず耳を傾けなくちゃいけない。よく観察して、それから答えればいいのだ」
 "Capoeira e um dialogo corporal(カポエイラは肉体の対話だ)"というのはメストリの口癖で、これに関する説明のしかたにはいろいろなヴァリエーションがあります。そのどれもが非常に具体的で分かりやすいんですね。いっぺんに放出するとネタがなくなってしまうので(笑)、少しずつ紹介して行こうと思います。

 メストリ・ブラジリアとの出会いは、友人の紹介という偶然でしたが、もしそれが別のメストリであったなら、おそらく私もここまでカポエイラにのめりこんでいなかったと思います。卓越したカポエイラの技術に加えて、何よりも人柄ですね。私も日本で少し格闘技をかじっていましたが、自分の弱さや失敗談を堂々と弟子に語りかけるメストリの姿勢は、当時とても新鮮な感動を覚えました。

Ie viva meu mestre
Ie Mestre Brasilia
Ie que me ensinou
Ie a arte de brigar sorrindo
Ie um jeito de ser
Ie a CAPOEIRA

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『Mesrte Bimba - Capoeira Iluminada』の試写会で、メストリ・ブラジリアとアネッチ夫人


2005年11月2日サンパウロ 撮影:久保原
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# by vadiacao | 2006-01-15 23:56 | カポエイラ全般

やはり野に置けカポエイラ

 もう少し寒さが落ち着いたら、今年こそは名古屋でもホーダ・ジ・フーア【roda de rua】:路上ホーダを始めたいと思っています。

 フーア(rua)・・・。そこはずっとカポエイラの舞台でした。そこで戦い、そこで殺され、そこで暴れ、そこで取り締まられ・・・。しかしメストリ・ビンバ以降、カポエイラは室内(=道場)に行きました。そこには自ら進んで行った側面と閉じ込められた側面と両方の意味があるんですが、それについては機会を改めます。

 良きにつけ悪しきにつけカポエイラがスポーツとして扱われるようになった今日、カポエイラはスポーツじゃないと主張するアンゴラ系のグループでさえも、練習そのものは、ユニフォームを着て、練習するために確保した室内の場所で活動を行っています。

 しかしホーダ・ジ・フーアの伝統は途切れませんでした。かつてのバイーアでは、リベルダージ【Liberdade】地区のメストリ・ヴァウデマール【Waldemar】、ペロウリーニョのメストリ・パスチーニャ、シャミ・シャミ【Chame chame】地区のメストリ・コブリーニャ・ヴェルジ【Cobrinha Verde】、消失前のメルカード・モデロ【Mercado Modelo】などは、日曜日のカポエイリスタたちのたまり場でした。

 今日のバイーアで言うと、メストリ・ルーア・ハスタが金曜日にジェズース広場で、メストリ・オラボ【Mestre Olavo】が日曜日にサンタ・モニカ地区の自宅前でホーダを行っていますね。もちろん室内ということになれば、メストリ・ジョアン・ピケーノ、ブラジル・カポエイラ・アンゴラ協会【ABCA】をはじめ、多くの団体がそれぞれのホーダを行っています。

f0036763_0354371.jpg リオで最も伝統のあるホーダは、カシアス【Caxias】のものですね。今日メストリ・フッソ【Mestre Russo】がグンガを握るこのホーダには、そうそうたるカポエイリスタたちが通り抜けていきました。モライス、コブリーニャ・マンサ、ガト、カミーザ・・・。まだメストリになる前の若者たちは、このホーダで腕を(足を?)磨きました。いまでもメストリ・コブリーニャ・マンサは、リオに行くたびに、カシアスに立ち寄るそうです。

 このほどメストリ・フッソは、カシアスのホーダ・ジ・フーアの歴史をつづった『Expressoes da Roda Livre(自由なホーダの表情)』という本を出しました。貴重な写真もたくさん収録されているので、ポル語が読めない人もそれなりに楽しめると思います。近日中にカポエイラ・ショップ ビリンバウでも売り出しますので、興味のある方はチェックして見てください。

 サンパウロには、メストリ・アナニアス【Mestre Ananias】が立ち上げたレプーブリカ広場のホーダがあります。ブラジリア、スアスナ、ジョエル、ミゲル・マシャード・・・。このホーダは、バイーアから出てきた「田舎者」たちの交流の拠点でした。

 「やはり野に置けレンゲソウ」という言葉がありますが、カポエイラもフーアで行われるときが一番輝いて見えると、私は思います。ということで、「何曜日にあそこに行けばカポエイラがある」というような場所を名古屋にもそろそろ築いていこうと考えています。
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# by vadiacao | 2006-01-12 10:49 | ホーダについて

名古屋の4Mとカポエイラの4M

 昨日、練習の帰りの車の中でふと思い浮かびました。

 名古屋には4大百貨店の4M(三越、松坂屋、丸栄、名鉄百貨店で、いずれもMで始まります)があるけど、カポエイラの特徴を表すキーワードも4つのMでまとめられるんじゃないかなぁ・・・、と。皆さんもだいたい思い浮かぶんじゃないでしょうか?

 私が考えたのは、mandinga(マンジンガ)、malicia(マリーシア)、molejo(モレージョ)、maldade(マウダージ)です。これに、もうひとつ、maliciaとほとんど同じような意味ですが、manha(マーニャ)もありますね。

 mandingaは、日本語に非常に訳しにくい言葉のひとつです。意味が遠くなることを恐れずにあえて訳すなら「魔術」「魔法」などとなるかもしれません。ジョアン・ピケーノの本にも頻繁に登場しますが、その昔バイーアのならず者たちはmandingaを会得して、自由に姿を消したり、拳銃の弾も通さない不死身の肉体を手に入れたといいます。カポエイリスタでは、かのビゾウロ(※1)が有名ですね。

 mandingaという言葉は、アフリカのマンディンカ族に由来するといわれています。マンディンカ族には呪術を使う者が多かったことから、これが一般化されたようです。詳しいことは私も分かりません。でもマンディンカ族というと、私より古い世代の人は覚えているでしょうか?北米の奴隷制を描いたアレックス・ヘイリーの傑作ドラマ『ルーツ』の主人公クンタ・キンテが、何をかくそうマンディンカ族の出身でした。

 maliciaという言葉は、ブラジル・サッカーの特徴を表すキーワードとしてもときどき耳にしますね。ロナウジーニョのトリッキーな動き、自分の意図を隠すポーカーフェイスは、maliciaがあるということになります。

 molejoは「やわらかさ」、どちらかというと肉体的な柔軟性に対して使われる気がします。Ele tem molejo no corpo. といえば、「彼はしなやかな動きをする」というような意味になります。カポエイラの歌にも、結構出てきますね。

 maldadeは、「不正」とか「悪意」という意味です。メストリ・アコルデオンの何枚目のCDだったか忘れましたけど、とても美しい次のような語りがあります。
ある日、メストリ・パスチーニャに聞いた。「カポエイラとは何ですか?」
道場の窓際にもたれていたメストリは、遠い昔を思い巡らすように一点を見つめ、やがてあの柔らかい声で答えた。「Capoeira e tudo que a boca come(カポエイラとは、口が食べるすべてのものじゃよ)」。

同じ質問をメストリ・ビンバにした。「capoeira e maldade, meu filho!(カポエイラとはマウダージじゃ、息子よ)」
 その後読んだメストリ・アコルデオンの本『Agua de beber』には確か次のような意味の解説があったと思います。2人のメストリの意見は、一見、まったく正反対のことを言っているようだが、実は当時のネグロたちが困難な現実に立ち向かうときの2つの典型的な立場を代表している。パスチーニャにとっては、カポエイラとは生活のすべてであった。人生のいいことも悪いこともすべて受け入れる立場。それに対してビンバにとってのカポエイラとは、社会のさまざまな危険から身を守り、不正に対抗するための戦術であった。

 メストリ・ビンバは、カポエイラそのものが悪いといっているのではなくて、たぶん彼が言おうとしたのは、カポエイラが生み出された社会、現在の自分たちを取り巻く現実が悪であり、悪には悪、不正に立ち向かうには、狡猾で抜け目のない肉体と精神が要求されるのだ。それがカポエイラなのだ・・、ということじゃないかと想像しています。

 頭の中で考えたのはほんの数十秒ですが、書くと長くなっちゃいました。
                                              久保原信司


※1:関心のある人は「カポエイラ入門」の「カポエイラ研究室」に掲載した小文「伝説のカポエイリスタ、ビゾウロは実在した」も読んでみてください。
 
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# by vadiacao | 2006-01-11 03:02 | カポエイラ全般

日本でカポエイラ・リーグ創設の動き

 今日、京都のシルビオと香川のモレーザから電話があって、日本でカポエイラ・リーグを創設する打ち合わせをするから、1月29日に神戸まで来て欲しいという誘いを受けました。日本のカポエイラのブラジル人リーダーたちが中心になって、こういう動きがあるという話は以前から聞いていましたが、いよいよ具体的に動くようですね。シルビオによると、すでに一度、愛知県の豊田市で集会を行っているとのことでした。

 リーグ設立の趣旨、参加団体などの詳細は何も知らされていませんが、シルビオは、リーグとして講習会を開いたり、カポエイラの競技大会を開催したいと言っていました。また詳しいことが分かり次第お知らせしていきたいと思います。
                                             久保原信司
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# by vadiacao | 2006-01-10 23:59 | その他・雑談

寄せられる質問第1位 「どのCDがお薦めですか?」

f0036763_0342039.jpg 「カポエイラのCD買うの初めてなんですけど、初心者にはどれがお薦めですか?」カポエイラ・ショップ ビリンバウには、こんな質問がよく寄せられます。ネットショップの店主である前に、私も一人のカポエイラ愛好家ですから、その立場からアドバイスさせてもらえば、私はアンゴラ系の作品、とりわけ古いメストリたちのCDをお薦めしています。なぜって、やはりルーツ(根っこ)ですからね。古きよき時代のカポエイラのにおい、ヴァジアソンのノリを感じるには、古い先生たちのCDはまさに宝の箱なわけです。

 まず楽器の伴奏がシンプルで分かりやすい。ビリンバウのヴァリエーションなども最近は妙に複雑になっていますが、じつはそれもカポエイラの発展とともに付け加えられてきた新しい変化なんですね。また別の機会に書きますが、カポエイラの中にも「流行」というのがあって、これまでにも非常に影響力を持ったCDというのが何枚かあるわけです。そういうCDが出たあとには、ビリンバウの弾き方から歌のメロディーまで、まねをする人たちがわっと出てきます。そういう積み重ねで今日まで来ているわけですが、古い先生たちの作品というのは、そういう変化たちの源流に当たります。

 また歌のレパートリーがいわゆる定番もの(ポルトガル語ではドミーニオ・プーブリコ【dominio publico】といいます)で構成されているのも重要なことです。カポエイラの歌というのは、即興で替え歌を作る自由が認められていて、古いメストリたちも自分なりのアレンジをして歌っているわけですが、そのベースがまだ温存されているんですね。最近は、あまりにも自由に創作しすぎて、カポエイラのジョーゴには似つかわしくない(と、私が感じる)ものもたくさんあります。もちろんそれは自由ですし、好みの問題でもありますから、悪いとはいえませんが、それでも「どれがお薦めですか?」と聞かれれば、私としてはクラシックなものを提案します。

 以上は、いちおうカポエイラCDを初めて買う人を想定していますが、すでに知識をお持ちの方で、「こういうタイプのものを探している」「自分たちのカポエイラはこういうスタイルなんだが」と具体的に聞いていただければ、もちろん別の案内の仕方があります。私個人的には300タイトル以上のカポエイラCDを持っています(「カポエイラ入門」の「CDギャラリー」参照)。何かお知りになりたいことがあれば、現在ショップに並んでいないものも含めて、気軽にメールください。              
                                久保原信司(info@berimbau.jp)

注)すみません。もともとカポエイラ・ショップ ビリンバウのリニューアル版に開設予定だったコラムに掲載するはずの記事だったので、少々営業的になってしまいました。
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# by vadiacao | 2006-01-07 20:01 | 音楽(歌・楽器・CD)

巻頭言: 「パポエイラ」のすすめ                    ~ Vamos papoeirar camara!

 「パポエイラ」というのは書き間違えじゃありませんよ。「パポ【papo】」というのは、ポルトガル語で「雑談、おしゃべり」という意味がありますが、根っからのカポエイラ好きたちがカポエイラについて意見を交わすことを意味する造語として、「パポエイラ【papoeira】」という言葉を作ってしまったんです。

 尊敬を集めているメストリを誰でもいいから思い浮かべてみてください。彼らは、カポエイラについてなら何時間でもしゃべっていられる人たちじゃないですか?それはただ「カポエイラを愛している」「カポエイラは素晴らしい」と繰り返しているだけじゃなくて、深い知識や洞察に裏付けられた話だからこそ、聞く人の共感を導くのだと思います。偉大なカポエイリスタは、同時に優れたパポエイリスタでもあるんですね。

 今回のブラジル旅行(2005年11月)で、親友のミウチーニョ・アストロナウタ(Miltinho Astronauta※)と一晩中パポエイラしたんですが、そのとき彼に、私がもっとカポエイラについて発言することを強く勧められました。「別に完成された意見を発表する必要はないのだから、今俺たちが話しているようなことを発信していくことは、いろんな人を刺激する。そのなかから新しい意見が出て、カポエイラを取り巻く議論が活発になっていくのだから、もっと気軽にモノを書いたほうがいい」と言われました。

 その通りだよなーと反省しました。私は今まで自分が勉強することで精一杯で、「これも分かってない、あれも分かってない。こんな状況じゃとても発表できない」と、ちょっと硬く考え過ぎていました。しかし、確かに書いていくことで自分の頭の中も整理できるし、なによりも多くの人の意見や批判をもらうことで自分の意見を鍛えることができます。

 恐るおそる出した『Vamos cantar camara - カポエイラ音楽の手引き』も予想以上の反響で、発表すれば誰かの役にはたつんだという手応えも感じることができました。あの中でも書いたように、私の書くことが叩き台、踏み台となって、誰かがもう1段上にのぼっていくことができるとすれば、それこそ最も意味のあることなんですね。

 ということで、今後は私も積極的に発信していくようにしますが、同時にみなさんにもそれを提案したいと思います。カポエイラの特徴はその対話的な性格にありますよね。であれば「パポエイラ」も、発信者からの一方通行ではなく、いろんな人たちからの応答があって初めて「ジョーゴ」が成立します。あなたもパポエイラのホーダに参加しませんか?もっとカポエイラについて語り合いましょう。足を振り回すだけがカポエイラじゃありませんからね。

 カポエイラの実際のホーダでもそうですが、初めて入るとき、あるいはジョーゴが白熱しているときなどは、なかなかコンプラしにくいものです。でも思い切って入ってみたとき、「あぁ入ってよかったな」と感じませんでしたか?ホーダに入った人にしか得られない収穫が必ずありますよね。

 とりあえずこのブログでは、比較的コアな話題をどんどん提供していきたいと思います。カポエイラについての基本的な情報がおおよそ行き渡った今日、それが私の役割であるとも考えるようになりました。私が2000年2月に「カポエイラ入門」を立ち上げたころは、今と比べてもカポエイラの知名度は圧倒的に低い状況でした。ところが6年たった今日、どのホームページでも「カポエイラの歴史」「メストリ・ビンバ」「メストリ・パスチーニャ」など一通りの説明を見ることができます。比較的短い時間に目覚しい進歩だと思います。

 ちょっと話がそれましたが、これからは日本でもパポエイラを盛り上げていきましょう。具体的にはどうすればいいのか?ぜんぜん難しいことじゃありません。カポについて誰かと話せばいいんです。リアルでもヴァーチャルでも。インターネットの掲示板はすごくいい手段です。竜太君のところの「ABC de カポエィラ ド ジャパォン」の掲示板は日本全国のカポエイリスタたちが参加している理想的な場所ですね。残念ながら「カポエイラ入門」の掲示板はほとんど開店休業状態でしたが、今後はいろいろ工夫して行こうと思っています。Vamos jogar capoeira, e papoeira tambem!
                                             久保原信司


※ミウチーニョが編集長を務める「Jornal do CAPOEIRA : カポエイラ新聞」は、どの特定のグループにも組しない公平な記事を掲載する媒体として、今日最もアクセス数が高く、かつ信頼度の高いカポエイラ・サイトです。ぜひ一度アクセスして見てください。
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# by vadiacao | 2006-01-07 17:34 | パポエイラについて

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# by vadiacao | 2006-01-02 23:34


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