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カポエイラ・ブログ -Roda de Papoeira-


パポエイラとはカポエイラに関するパポ(おしゃべり)のこと。このホーダにはカポエイラに関心のある人なら誰でも参加できます。いちおう管理人としてグンガは久保原が担当してます。Ie~~
by vadiacao
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『メストリ・ジョアン・ピケーノ カポエイラに捧げた人生』 5

ジョアン・ピケーノとその指導法
 カポエイラ・アンゴラは基本的に9つの技しかないが、その応用まで考慮すれば、数はその2倍、3倍になる。

 たとえばアウー(aú)にしても、実際にはさまざまな用い方があるのじゃ。

 またもっとも基本的な防御であるネガチーヴァ(negativa)にも、低い姿勢をとる護りのネガチーヴァもあれば、フェイントとして使う方法もある。

 ハステイラ(rasteira)には、高いものと低いものがある。

 メイア・ルーア(meia lua)には、メイア・ルーア・ジ・フレンチ(meia lua de frente)とメイア・ルーア・ジ・コスタ(meia lua de costa)がある。

 ハボ・ジ・アハイア(rabo de arraia)

 カベッサーダ(cabeçada)にも高いものと低いものがある。

 チゾウラ(tesoura)

 コルタ・カピン(corta capim)

 シャパ・ジ・フレンチ(chapa de frente)、シャパ・ジ・コスタ(chapa de costa)とシャパ・ジ・ラード(chapa de lado)。

 多くのメストリたちは、カポエイラを習う、あるいは教えるためには相手を叩かなくてはならないと言う。わしはその考えに反対じゃ。なぜなら学校がいい例ではないか。生徒を教えるときに叩くと、生徒は余計に反発する。そして学校に行くことが怖くなるのじゃ。同じことが今カポエイラの道場でも起こっているのじゃよ。

 だからわしもよく耳にするのじゃが、「カポエイラを習いたいのですけど、痛い思いをするのですか?」と聞いてくる者が多い。

 わしはカポエイラの技にいくつかのエクササイズを組み合わせて、独自の練習方法を考案した。それを行えば、どんな人でも3ヵ月後にはホーダでカポエイラができるようになる。なおかつカポエイラとはこういうものだという、基本的な理解が得られるじゃろう。もちろん経験だけはそう簡単に身に付くものではないがの。カポエイラはゆっくり時間をかけて上達していくものなのじゃ。毎日の練習の積み重ねの中で、少しずつ学んでいくのじゃ。

 メストリ・パスチーニャでさえ「まだカポエイラを学んでいる」と言っておった。いつも言うことじゃが、カポエイラを習いにやってくる生徒のうちで一番手間のかかる生徒こそ、わしにとっては先生なのじゃよ。

 練習は常に体をほぐすことから始めたほうが良いじゃろう。例えば片手を床についてもう一方の手を上に伸ばす高い体勢でのネガチーヴァをする。そのあとでアンゴラのネガチーヴァを左右行う。

 さらに起き上がらずに行う低いネガチーヴァへと進む。この動きでは片足を前に出して行うと、スムーズに次の動きに移ることができるじゃろう。つづいてココラス(cócoras)の姿勢から片足を伸ばし、両手を頭の上にあげた状態で、伸ばした足を取り替える。

 準備運動の締めくくりには、ロンダ(ronda)と呼んでいるのじゃが、生徒は一列の輪になって道場の中を走る。その円の中心に人を置いて、その人が走っている生徒に攻撃を繰り出す。走っている生徒は、それに対応した防御を行う。例えば中央の人がハボ・ジ・アハイアをしたら、走っている人は攻撃の流れに沿ってネガチーヴァをしながら床に伏さなければならない。
by vadiacao | 2006-07-25 12:08 | その他・雑談
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